週末はベルギーに植物学講習会にいっていました。
今回で一年通ったことになります。
我ながらよく通ったと感心してしまいますが
それも、同じクラスのベルギー人、オランダ人の
ご親切があってこそ。
一年前には想像していなかった状態。
お友達ができた嬉しさでいっぱいです。
さて、1泊しましたので、日曜日は
街の古いパン屋へでかけてみました。
ベルギーの日曜日の朝。
7時半にはパン屋が開き、
通りにパンの匂いがします。
大きくて、まあるいパンがベルギーの特徴。
フランス、ドイツ、とオランダの周りには
美味しいパン文化がありますが
ベルギーもまた、独自のパン文化があります。
フランス同様、
日曜日の朝はやくから
焼きたてのパン、
また、日曜日のお茶会用のケーキを買い求める方で
朝からにぎわっています。
まだ日が上がっていないのに
人々はパン屋へと向かう。
この光景が大好きです。
生活をしているなあ、という気持ちになります。
売り場で順番を待っていると
わたしの番になり、丸いパンで茶色のはどれかしら、と
きくと、店頭にでていたのが1種類。
裏にも別のパンがありますよ、といわれて
裏から出してもらって切っていただきました。
それに
クロワッサンを頼み、お題は3ユーロ弱。
パリにいってもパン屋はたくさんあり
お買い物の楽しみはありますが、
フランス語でパンを注文できないので😨
指させる分しか買えない虚しさ。
ベルギーでフラームス語で頼んだほうが
パン屋で話も弾むもの♡
お支払いが済み
レジのおねえさま
「よい日をお過ごしくださいね」とおっしゃる。
そちらもよい日曜日を、といった後に
オランダ語だったら
Dag! さよなら
になりますが
ここはフランス語からの流れで
Salut サル― さよなら~、またね~
というお別れのあいさつにあります。
個人的に、フラームス語大好きです。
ずーっと前にベルギーに1年住んだことがありました。
日曜日の朝はパンを買いに行く習慣があって
わたしもそれをまねてパンを買いにいっていたこと
郵便やの配達が8時であったことや
朝が早いベルギーの生活が懐かしく。
古いアパートメントの階段を走って降りる音や
ドアが閉まる音
日曜日のパンの香り。
オランダの生活もいいですが
このベルギーの朝も大好きです。
このベルギー文化ですが
ベルギーとオランダの違いをバカにする人もいます。
発音が変だとか、いろいろ。
これも常識な話で
違いを否定的になるか
違いを楽しむかで
人生は大きく変わります。
わたしは
違いを楽しんで生きる方法を
選びました。