パンの豊かな風味に魅せられて
2018年 01月 24日
先週、デンハーグの隣街,Rijswijkにある
パン教室にて、とっても美味しいパンのレシピを
教えていただきました。
このパン教室はオランダ人の女性が主宰しているのですが
今回は、ゲストのパン職人が先生でした。
長年アメリカでパンを作っておられて、現在、スペインで
開業準備をされているマークさんが
オランダにきてくださって、3日間のレッスンを
開催してくださいました。
マークさんのレッスンは今回が2度目の開催で
レッスンの案内があってからすぐに満席。
わたしはウェイティングリストに載せてもらっていて
数日前に1席空いたと連絡を受けて、参加することが
できました。
パンは旅と同じだねーとおっしゃるマーク先生は
こちらです↓
今回、焼き上げたものは
ブリオッシュ、
トマトやオリーブ、チーズのパン
ポルトガルスイートブレット
でした。
私以外は全員オランダ人の参加者で
どなたもパン作りに熱心でした。
一般的に、オランダ人は料理をしない、といわれますが
個人でみると、そんな説は通用せず、
毎週、自分でパンを焼いて家族に食べさせている方や
研究熱心な方と出会い、
なんでも、誰かがオランダ人ってこうなんだよ~って
決めつける説は、あまり信じないほうがいいってことです。笑
マーク先生のレシピを頂いて
10時から18時半までのレッスンでしたが
捏ねるコツや
材料のお話を伺うと
パンって風味があって、土地のエネルギーがあって
素晴らしい食べ物だと感じるのです。
こちらがオリーブ、チーズ、トマトを焼きこんだパン。
ワインにぴったりのパンができあがりました。
オーブンを覗き込むと
ふっくらと焼きあがってくるパンが見えて
とっても幸せな時間でした。
他の参加者は、すでにこの教室で学んでいる人たちで
手付きがよく
私だけがもたついている日でした
「初心者コースから来なさいよ~」
といわれながら、もたつきながら捏ねていると
マーク先生がきてくれて、
マンツーマンでした♡
初心者にはお得なこともありますよね。
実はこの教室にあった本棚に
私がずっと探していたオランダのパンに関する本があって
数年ぶりに出会えて、すぐに
この本を主宰者に尋ねると
「この本はもう絶版、売ってない」とのこと。
あとからインターネットで中古を探すと、なんと
70ユーロから140ユーロにて販売されているほどの
貴重な本で
お財布と相談して、買いたいと思います( ^ω^)・・・
パンをこねる作業や
冷えた粉やバターを触っていると
とても気分が良いし、
粉ってその土地の風味を伝えてくれるものだし
水、土、火、風、4つのエレメントをすべて含んだ
神からの贈り物であると再認識しました。
それなのに
近年、グルテンフリーが流行りはじめ
パンの消費がオランダでも減っており、
食文化への悪影響もあります。
なんでも程々というのが
生きていく中で大切なことではないかと
思います。
このパンは火曜日に焼いて、それを友人たちに配り
半分は冷凍しました。
金曜日に友人が泊まりにきてくれて
そのパンでサンドイッチをつくり、
持たせて、この人は帰りましたが
とっても美味しかったと連絡がきて
時間はかかったけど、丁寧に焼き上げられたパンで
みんなが喜んで食べてくれた、
それが一番うれしかったかな。
さて、ブリオッシュを数名にお分けすると
あまりにも美味しくて、悶えたといわれ、
また作ってみたいですね♡
他の参加のオランダ人さんたちは
翌日からこれ、練習しないと!身につかないと
いっていたので、練習が必要ですよね。
by kuronekoryokan
| 2018-01-24 20:36
| デンハーグ情報