9月最初のコンサートを担当したのはオランダ在住日本人演奏家
Toru Oyamaさん。
偶然にも、先週、図書館のランチコンサートのメーリングリストに
登録したら、すぐにお知らせが。
会場は図書館の5階。
ショパンの調べの午後に
驚くほどにお客さんが寄ってきます。
わたし時間を間違えて30分前に到着したのですが
リハーサルから見学している方もいて、わたしも時間に余裕が
あったのでリハーサルから会場に座っていました。
約30分間の演奏で、
曲の説明も丁寧にしてくださる、コンサートホールでは
こういったコミュニケーションがないので
サロンコンサート形式の演奏会って好きです。
普段からクラシックはよく聴きますし、ピアノもずっと習っていたので
ショパンとか大好きで、気持ちのよい30分でした。
ライヴで音楽を聴くことを最近やっていなかったため
改めて、生の音って素晴らしいなと思ったものです。
そして、今回、デンハーグの図書館に招待されたOyamaさんですが
これで3回目だそうで、お客様も彼だから足を運ぶという感じ。
後ろの席でみていると、もう孫の応援に駆け付けたという感じの
おじいちゃまやおばあちゃまがたくさん。
あらためて演奏者のお人柄だなあ、と感心したものです。
文化交流のすばらしさというのは
ここにあります。人種や国を超えて
共有できる時間を持てること。
そして、すごい癒し音楽の方なんだと思いました。
最後の曲の説明で、曲が終わった後でも
自分の中で盛り上がってくるワクワク感が残っていて
午後は楽しく過ごせたし、
なんだかとっても嬉しい日。
演奏が終わった後は皆さん立ち上がって惜しみない拍手。
普段着のクラシックコンサートは日常にあって
だからオランダの暮らしが好きです。
9月は新学期でもあり、芸術の秋の新シーズンであります。
その一回目に日本人が演奏ってとても嬉しく。
お客様がご年配が多くて、それでも音楽という一つの共通点に
平和な気持ちで結ばれていくってすごいなって思いました。
かなりのご年配もいらして、日本人に対して抵抗感がないのだろうかと
思う自分もとっても失礼だなと思いましたが、
時折、オランダ人のご年配が日本人を戦争中の件で
嫌っているとききますので、全員がそうでないことを改めて
感じますし、私自身、インドネシアの収容所にいらした女性に
とても親切にしていただいた経験もあり、やはり人それぞれなんだなと
いろいろな想いがありました。
さて、オーガニックのお芋やさんの近くを
通ったので、ランチにフレンチフライを頂き。
ケチャップの材料はカボチャ、だそうです。
ショパン聴いて
ジャガイモ食べて
その後はマウリッツハウスの新しい展示へ。
タイトル、ご近所さん
前回の展示の際はたしか5,6回いきましたが
今回のは、あまり興味なく、さらーっとみてきました。
なんでも好みがあるものです。苦笑