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Tree of Light オランダのオーガニックライフをお届けします。

デンハーグ市にある隠れ家的宿とヒーリングサロンを営んでいます。健康的な食べ物や植物療法を提案しています☆ チャリスウェルフラワーエッセンスプラクティショナー&ハーバリスト見習い中


by Shoko
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見えない縁の糸に導かれた夏のこと。

2年前の夏のこと、
わたしは不思議なご縁にて、このイギリスの農場を訪ねることになりました。

ちょうど東北の地震が起きた2011年のこと。

ロンドン市内での夏休みを過ごすのに、友人が、一言。

直接、ロンドンにいくもんじゃない、方向が悪すぎる、といわれて、は?と思ったのですが
いわれたままに、じゃあ、北に上がってロンドン下るか、南に下がってロンドンに上がるか
します・・・と、そして、向かったのがこの農場でした。

ここは、シーズンのお料理と栄養講習会をやっていたのです。写真と中身をみたときに
一目でここに行くことを決めたのでした。

当時、IINというアメリカの教育機関で栄養学というものをやっていたのですが、
そのころ、非常に自分の中で見つからない答えがありました。方向性が、違うということを
やはり、お金かかってましたから、認めたくないけど、いや、こりゃ、わたしの方向じゃないだろうの
内部の喧嘩。IINはきちんと勉強したら、きちんとできるはずなんだけど、わたしのように
偏屈者はなんか、違う・・・と悶々と。

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誰もいない農場にたどり着いた時に、一人の女性が、玄関からでてきてくれました。

「あら、あなた、どちらの国の方ですか?」といわれて、日本人ですが、オランダから来ました、と
いうと、「よく・・・ここのことがわかったわね、ようこそ」と静かな声でいわれました。

最初の日本人だったということです。笑

翌日からの講習会でしたので、一人で、離れに泊まりました。朝から、この女性が
朝食を運んできてくれて、あなたの朝ご飯にさっき、このベリーを摘んできましたといわれて
その、心遣いに暖かさを感じ、そもそも、この家の石鹸の香りといい、使い勝手といい、
ここって、いわゆる普通でない、よく下調べしなかったものですから、なにかが、すごいということ
だけを感覚的に解ったのです。この人、誰?
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翌日から他の参加者がやってきて、サラという女性と仲良くなりました。

広大な敷地に広がる、畑や動物たち、そして、栄養学のエキスパートのディファニー先生は
その農場のお野菜や、近場でできたバターなどを使って、朝食、昼ごはんにお夕飯の講習会、
夜は、2時間ほどでしょうか、講義がありました。
朝から晩まで休みなく続く、行事?に、くたくたになりながらも、ここってなんでこんなに私好み・・と
サラにききましたら、

あなた、「彼女」がだれか知らないの?といわれて、

この農場の持ち主である、玄関で私を迎え入れ、朝ご飯を運んでくれた静かな女性のこと
が誰であるか、私はまったく知らなかったので、「知らない」と答えると、

サラは、笑って、彼女のことを話してくれました。

ロミー・フレイザー、ニールズヤードレメディの創立者なのよ、といわれて、

え・・・・・。と、鼻血がでそうにクラっときました。

もはや、アロマの世界じゃ別格の、あの方が、私の目の前にいらっしゃるとは!☆!!

一晩眠れませんでした。

翌朝、「あの、、ロミーが、ニールズヤードの創立者とは知らなかった」と本人にいうと、

静かなその人は、にっこりとわらってましたけど。

数年前に事業を譲り、この広大な農地を手にいれたロミーは、新たな目標に向かって
進んでいるのです。


いろいろと書きたいことはありますが、
私の中にあった葛藤や、疑問は、ロミーとの出会いで、すっきりと整理をされました。

「普通であることはとても大事なのよ」と話してくれた時の言葉の重み。


籠をもって、長靴をはいて、ベリーを摘みにいった帰り、農場の緩やかな丘から下る時間、
ロミーに、自分の思っていることを下手な英語で話し続けた、

彼女の答えは
本当に静かで、その世界に自分の製品を広めた女性、というよりも、本当に、普通の人間
として、大地にたつ、一人の開拓者からのもの。


クリスマス前に訪れた時、帰る間際に、二人でりんごの木へと向かいました。
その時のことは、また別の機会に書きますが

暮れゆく空をみて、渡り鳥が過ぎ去った時、彼女は

静かな声で、「この風景が、好きなのよ」と

空を指差して、言われた時の、鳥の声、彼女の静かな声、今も目を閉じると聞えてくる
とても大事な言葉の数々。

焦ってなにかをやろうとしていたかもしれない私に、普通の中の美しさを教えてくれた
人でした。

もっと
もっと、
教えて欲しいことはあるけれども、
今は、ここでできることをやって、
違う自分になって、再会したい、
そう思っています。

そして、一番不思議だったのは、私の心の中の疑問に対して、ロミーという素晴らしい女性の
前にたどり着くことになった経緯。

北にいってたら、誰に会ってたんだろう・・・笑
by kuronekoryokan | 2013-11-15 07:07 | くろねこ栄養学 | Comments(0)