美しさと栄養
2013年 10月 07日
の四季を通じて学んでいく料理と栄養の講習を受けました。
いまも、なぜ、あの僻地を選んだか解りません。
この土地で有名なのは、イギリスのテレビで人気のお料理番組
リバーコテージくらいで、あとは、化石がでる海岸沿いや、空港といっても、日本人の私をみて
珍しがるくらいの、本当の僻地でした。苦笑
その、タクシーをおりて、目の前にある風景と人たちは、まさに神様からの贈り物でした。
朝から晩まで、お料理したり、農地をまわって、実を摘み、煮て、瓶につめ、
テーブルのお飾りも、お野菜や、あとは森から頂いてきたもの、
肉はなく、その旬の食材をつかって、それは豊かな食卓でした。
缶詰は一つもなく
ココナッツもすべて皮からむいて、潰す作業を延々と。
それで出来たムースは絶品で、自分で剝けば、こんなに味わい深いものなのかと
感動した記憶があります。
パスタも自分でうち、パンも焼いて
一日中台所で、くたくたでしたが、実りの秋のメニュウは、それはそれは
濃いお味で、収穫の喜びを料理で表し、ドリンクも、農場で採れた実をつかって
つくったシロップを割ったもの、
季節をテーブルにのせるという、改めて、大切なことを、この農場で
教えてもらったのでした。
通うのにお金も時間もかかりますから、
普通、どうしようか、と悩みますが、わたしは即答、次も来ます!と
アムステルダムから、飛行機であったり、バスとボートを乗りついてロンドン経由で、さらに電車で
農場に向かいました。
気がつけば、1年がすぎ、コースも終わってしまいましたので、
通えないのが残念ではありますが、
ここで教えてもらったことは、大きく私の生活に影響を及ぼしました。
季節感を感じること、
それには、いろいろな意味があること
有難い出会いでした。