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Tree of Light オランダのオーガニックライフをお届けします。

デンハーグ市にある隠れ家的宿とヒーリングサロンを営んでいます。健康的な食べ物や植物療法を提案しています☆ チャリスウェルフラワーエッセンスプラクティショナー&ハーバリスト見習い中


by Shoko

早いもので父の四十九日がやってきました。

父が他界したのが5月18日、あっという間に時はすぎ、四十九日の法要がやってきます。
わたしはオランダに居ますので、出ることはできませんが、東京にいる姉が実家にもどり母を助けてくれています。

毎日、最後の日のことを思い出します。
最後は苦しくなかったのか、と、それだけが心残りで、気が付けば、インターネットで
高齢者の肺炎、窒息、など調べてしまう自分がいます。過ぎたことなのに、
思い出などよりも、苦しくなかったか、とそればかり今も考えてしまい、後悔がない最後はないとわかっていても
超えきれないことの一つです。

実は最後の日はいつも通りに父の病室の前についたとき
入れ替わりで父のおむつか、点滴を変えてくれた看護師さんか介護士さんの姿をみました。

そしてわたしが病室にはいり、お父さんと声をかけると、
目は見開き、なんの反応もなく、何度も何度もお父さんと呼びましたが応答なし
がばっと布団をはぐと、動かないはずの父の腕がお腹の上にきているのをみて、ぎょっとして
すぐに看護婦さんを呼びました。

そして、蘇生措置にはいりました。なんとか蘇生はしたものの
母が到着してから1時間後に臨終が告げられました。

わたしを苦しめるものは

この状態になっても、だれも、ちちが危篤、だと言ってくれなかったことです。
病院の先生も臨時の方、主治医はおらず、くる看護婦は、なぜ、わたしが携帯電話を持たないのか
母にきいてくる、そんなのどうだっていい!!

父の状態がどうなのか、わからない。

借り物先生は、呼吸が先にとまるかもしれませんねーといいながら、消え、
心音のモニターはナースセンターにもっていかれて、状態がわからない、

母がお父さん、息しているか、わからない、といいだし
看護婦さんの部屋にいって、モニターをみると

心臓はうごいてますよ、と能天気な返事のあと、あ、呼吸がとまってるといいだし

この間抜けの連続で、父は臨終となりました。

日が立てば経つほど、病院側への怒りは募り

父がはいっていた部屋も法的には違反だということがあとからわかり

父は寿命だったとはわかっていても、

このおおまぬけな病院の状態が

どうもなっとくがいかず、

同様にお母さまを亡くされた方や、他の方に最後はどうだったかときくと、
我が家と真逆でした。

死後、発見されるケースが普通の病院、我が家は運よく臨終に間に合った、よかったね、と
いうレベルです。

実は父の死後、もちろんすぐに体の硬直がはじまりますから、清拭を行ってくださいましたが
エンゼルケアはありませんでした。

目は見開き、口は開いたままの父を姉にみせたくなくて

葬儀屋さんと、看護師のおばに頼んで、ぬるま湯にひたしたタオルで目を閉じてもらい

それでもお通夜と葬儀には到底、娘としては耐えがたい表情の父に

後悔の念が押し寄せ、葬儀屋さんにどうにか綺麗にととのえてほしい、羽織も着せてほしいとお願いをすると

納棺士を手配してくださり、翌朝、納棺も前に、専門の方がいらっしゃいました。

そして、丁寧に父の旅立ちの支度をしてくださいました。

後に、この話を、大きな病院につとめていた方に話すと、

現代はエンゼルケアをするのに、昔とくらべて器具も進化しているから、死後にきちんと死に化粧をして
家族に引き渡してくれるけど、

残念だけど、その病院が、そのレベルってことですね。といわれて

これもまた、凹みました。

わたしたち、核家族の人間は死に顔にも慣れておらず、初めて、抜け殻となった親の姿を見たときに
正直、辛かったです。

病院側は家族のケアはゼロということで

今時、こんな病院あるんだ、と後から姉に話して、唖然。

一週間がたち、二週間がたっても、忘れきれず。

そして最近、海老蔵さんが、奥様を亡くされて、臨終に立ち会ったとのことでしたが

もちろん、海老蔵さんも、最後の麻央さんの息を吹き返さない瞬間を目の当たりにされて

悲しさと苦しさが同居されているのだろうなと感じているのです。

お父さん、もし最後が苦しかったらごめんなさいと、

その気持ちがいまもなおあります。

いつか、その気持ちが薄れることもあるのでしょうが、だからこそ、
病院には、家族がこういった気持ちになることを理解していただきたいのです。

姉と病院にいき、話をしました。同じ想いをする家族がいるとおもうと耐え難いという
話をしましたが、通じてなかったようです・・。



by kuronekoryokan | 2017-07-03 04:41 | スピリチュアル